2018年2月9日金曜日

【Amusement IC】e-PASS、バナパス、Aimeが統合!何故ネシカは除外されたのか?

Amusement IC誕生!!

JAEPO 2018初日の今日ですが、アーケードゲーム界に大きな動きとなる発表がありました。
それが、セガ、コナミ、バンナムでそれぞれ発行しているアーケードゲーム機に使用するICカードを統合するというもの。
現在もセガのAimeとバンナムのバナパスは互換性があってどちらのカードも同じく使用することができたので、コナミがそれに加わったという風にも考えられますね。

ただ、ここで一つ気になるのがもう一つのICカードのタイトーの「NesiCa(ネシカ)」が含まれていないということ。
これは単にタイトーが仲間外れにされた訳ではなく、技術的な理由があってのことと予想されます。

同じように見えて違うICカード

上にも書いた通り、現在アーケードゲームで使われているICカードにはいくつかの種類があり、互換性があるもの・ないものがあります。

音ゲーブログなので音ゲー中心で考えると、一番使うのがBEMANIシリーズで使うコナミの"e-Amusement PASS"。
次に、セガのチュウニズムやmaimai、バンナムの太鼓の達人やシンクロニカ、カプコンのcrossbeats REV.で使う"Aime"と"バナパス"。この2つは互換性があるためにどちらのカードも同じように使うことができます。
そして、タイトーのグルコスや、スクエニのスクフェスACやシアトリズムFFACの"NesiCa"
現在、主要で使われているのはこの4つです。

技術的な面で見ていくと、e-Amusement PASSは「ISO 15693(NFC-V)」という規格が使われています、同様にAimeバナパスNesiCaでは「MIFARE(NFC-A)」という規格が使われています。
※公表されているデータではないので不確定ですが…
種類 規格
e-Amusement PASS ISO 15693(NFC-V)
バナパスAime MIFARE(NFC-A)
NesiCa MIFARE(NFC-A)
これだけ見れば「あれ?Aime・バナパスとNesiCaが同じ規格なら統合できるのでは?」と思うことでしょう。
もちろん自分も思ったことですが、恐らく統合できなかったヒントがおサイフケータイでした。

カードリーダーで読み込める規格・読み込めない規格

規格が複数あることは上に書いた通りですが、ゲーム機で採用されているカードリーダーは全ての規格が使える訳ではなく、対応した規格のみが読み込めるようになっています。

e-Amusement PASSAimeバナパス対応のゲームにはスマートフォンのおサイフケータイ(FeliCa)をカード代わりに使える機種があります。
おサイフケータイは「FeliCa(NFC-F)」という規格で、「ISO 15693(NFC-V)」や「MIFARE(NFC-A)」とも違う規格です。
種類 規格
e-Amusement PASS ISO 15693(NFC-V)
バナパスAime MIFARE(NFC-A)
NesiCa MIFARE(NFC-A)
おサイフケータイ FeliCa(NFC-F)
おサイフケータイ(FeliCa)をカード代わり使えるということは、FeliCa(NFC-F)の読み込みにも対応しているカードリーダーだということになりますね。

一方で、NesiCa対応のゲーム機はおサイフケータイをカード代わりに使うことが出来ないために採用しているカードリーダーがFeliCa(NFC-F)を読み取ることが出来ないと推測されます。
e-Amusement
対応ゲーム機
バナパス・Aime
対応ゲーム機
NesiCa
対応ゲーム機
e-Amusement PASS
ISO 15693(NFC-V)
×
×
バナパスAime
MIFARE(NFC-A)
×
×
NesiCa
MIFARE(NFC-A)
×
×
おサイフケータイ
FeliCa(NFC-F)
×
Amusement IC
不明
×
◎ 採用規格、〇読み込み可能、×読み込み不可
表にまとめると上の通りです。

【予想】Amusement ICにはFeliCaが使われる?

e-Amusement PASSバナパスAimeの統合が今回発表された内容です。
ですが、この2つは規格が違うために1つにまとめることは出来ない。
「では、どうするのか?」と考えたときに「FeliCaを使うのでは?」と思いつきました。
そう考えると、FeliCaに対応していないNesiCaを含めることは出来ないというのも納得ですね。

「今のe-Amusement PASSがチュウニズムにも使えるようになる」という認識の人もいたのですが、今回書いた規格のことを考えるとそうではなく、「新しく発売されるAmusement IC対応のカードなら遊べるよう」になるが正しいのではないか?と予想されます。

考え方によっては、MIFARE(NFC-A)の統合は出来るんだろうから、e-Amusement PASSを除く他3つの統合ということは可能だったのでは?
セガ&バンナムが、「コナミを取るか?タイトーを取るか?」という選択で今回の形を選んだということに・・・?

参考にしたサイト

9 件のコメント :

  1. もしコナミを取るかタイトー取るかの確定前段階に第3者がどうなるかを予想したと仮定した際、有用そうな材料として、
    セガはチュウニズムで何かしらの協力をして貰っている・両社共に過去に色々有った影響でコナミ筐体の導入が出来なかったのが、最近出来る様になった・タイトーも含めてだが最近は音ゲ祭を行う程度に関係は良くなってる
    という要素があります。
    そこからセガにはコナミを選ぶ理由が付けられて、バンナムには拒否する理由が無いという感じになるのでコナミを選んだと予想する事も可能かなと思います。

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    1. バンナムはSEGAからアミューズメントサーバー借りてる関係でほぼ手出しできないでしょうから

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  2. 「どうしてコナミが選ばれたか」に関してだと、あまり普及していないのですが『シンカターミナル』というマルチ電子マネー決済システムも関係してるのかもしれないですね。
    シンカターミナルは、硬貨しか使えない機種に電子マネー決済の仕組みを付け足すもので、メーカーとしてはコナミとセガが参加しています。

    セガワールド等の一部のセガのゲーセンでは、パセリ決済等でいろんなゲームを遊べるようになっています。
    そういった意味でも、セガとコナミに関しては一緒にしたいというものがあったのかもしれないです。

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    1. シンカターミナルの普及は今一つでしょうが、リーダー自体はゲーセンではいらなくなると予想しています
      それは何故かゲーム筐体に入れてしまえばコストが下がるとして、ICカードリーダーに一部の各カードのデータをセガが新しい筐体基盤から組み込んでいます
      今年から入れ込み初め最近でたオンゲキもそのひとつでアミューズメントICにも対応してるらしいですね
      それよりもPASELIはコンビニなどお店での使用も視野に入れている状態です
      試験的にお台場のレジャーランドのフードコートの一部では何年か前に試験的に取り入れられてキャンペーンまでやっていることもあります

      もともと電子マネーで遊べるようにしたのは、タイトーでPASELIはセキュリティーが一般のものとは違うので新たなものを作るしかなかった
      それをまずどこから始めるか?
      規模的にもSEGAのアミューズメント施設の方が規模が大きいということもあり、セガから始めて普及の糸口を見つけようとなっただけですね

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  3. シンカターミナルはPASELIを扱う理由上、コナミアミューズメントの扱いになっています。
    それもヒントになるのではないでしょうか。
    たしかに、セガ以外ではあまり見ないですが…(イミグランデぐらいか?)

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  4. どういう理由があったかは確認することが出来ないので推測の域どまりですけどね。

    まぁそれよりもいつこれが始まるでしょうね。
    もう秋に入ってると思うんですけど。

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  5. e-amusementは少なくとも10年前の時点でFelicaが普通に使えていましたが…
    いい加減な情報を断定的に語るのはいかがなものかと思いますよ

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    1. 現在も、おサイフケータイなどといったFeliCaをe-AMUSEMENT PASSとして利用することは可能ですし、記事内でもそう書いてあります。

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  6. NesiCa側だけは、対応に新たなシステムの開発が必要であり、ものすごくコストがかかるからというのが大きいと思います。
    残る3社は既存のシステムそのまま(KONAMI)or軽微な修正のみ(SEGA/BNE)で対応できます。

    ----------

    e-Amusement側: 今まで通りのカード扱いでOK。
    カードリーダーはNFC-V、NFC-Fにのみ対応。

    ・e-Amusement PASS (NFC-V): 内部に書き込まれたカード番号を取得。
    (ゲーム画面上と、カード裏面の番号が一致)
    ・Aime / バナパス (NFC-A): カードリーダーが非対応。
    ・交通系ICや学生証・社員証など(NFC-F): Felicaの製造番号(重複しない)を一定の式で変換したものを、「架空のe-Amusement PASSの番号」として使用する。
    ・Amusement IC (NFC-F): 上記と同じ。Amusement ICの内部に書き込まれたアクセスコード情報にはアクセスせず、他のNFC-F同様、IDmを変換して使用する。
    (ゲーム画面上と、カード裏面の番号が異なる)[全現行リーダーがアップデート不要で対応可]
    ・Nesica (NFC-A, Mifare Ultralight): カードリーダーが非対応。

    ----------

    Aime/バナパス側: ほぼ今まで通りのカード扱いでOK。
    カードリーダーはNFC-A(Mifare)と、NFC-F(Felica)にのみ対応。

    ・e-Amusement PASS (NFC-V): カードリーダーが非対応。今後も非対応。
    ・Aime / バナパス (NFC-A): 採用しているMifareの製造番号が重複するので、内部に独自形式で書き込まれたアクセスコードを取得。
    ・交通系ICや学生証・社員証など(NFC-F): 本当は読み込めるが、意図的に弾いている。おさいふケータイだけは弾かない。
    ・Amusement IC (NFC-F): Aime / バナパスの時と同じく、内部に独自形式で書き込まれたアクセスコードを取得。 Aime/バナパス(NFC-A)とAmusement IC(NFC-F)でカード規格は変わってしまっているが、NFCとして大きな変更なく読み込めるようにカード設計(どちらのカードも簡易認証・簡易暗号化あり)されている。
    (ゲーム画面上とカードの表記が一致)[対応には軽微なアップデートが必要]
    ・Nesica (NFC-A, Mifare Ultralight): リーダーは対応しているので読み込もうとするが、このカードは認証・暗号化ともに非対応。そもそも独自形式で書かれたアクセスコードがないので異常カードとして弾く。

    ----------

    Nesica側: システムの大幅な変更が必要。
    カードリーダーはNFC-A(Mifare)のみに対応。

    ・e-Amusement PASS (NFC-V): カードリーダーが非対応。今後も非対応。
    ・Aime / バナパス (NFC-A): リーダー対応しているので読み込もうとするが、Aime/バナパスのMifareと、NesicaのMifare Ultralightで認証や暗号化の有無などが全く異なるので、通信できない。
    ・交通系ICや学生証・社員証など(NFC-F): カードリーダーが非対応。
    ・Amusement IC (NFC-F): カードリーダーが非対応。しかも、もしカードリーダーをNFC-F対応のものに変えたとしても、他社とは違い、新たに「Amusement ICの製造番号を一定の式でNesiCa番号に変換するプログラム(KONAMI方式)」 OR 「Amusement ICの内部に簡易認証・簡易暗号化を用いてアクセスし、アクセスコードを取得する(SEGA/BNE方式)」のどちらかを開発する必要があり多大なコストが発生する。
    ・Nesica (NFC-A, Mifare Ultralight): Mifare Ultralightは暗号化や認証がないので、ただ、カードの最初の記憶領域に書かれた独自形式の番号をそのまま使用する。(なので新品のMifare Ultralightを買って正規カードを参考に数値を自作カードが作れます)

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