2018年6月12日火曜日

【コラム】コンテンツは無料じゃないんです【タダ・ネイティブ】

コラムと言っても、思ったことをただ書きなぐるというシリーズです。

今回は「コンテンツはタダ(無料)が当たり前」といういわゆる"タダ・ネイティブ"の話。

タダ・ネイティブとは?

去年の8月にこういうネット記事がありました。
無料が当たり前! 今の子どもは「タダ・ネイティブ」博報堂生活総研の「トレンド定点」(第3回)

博報堂生活総合研究所が毎年調査しているもので、最近の子どもは「貰えるお小遣いの金額は減っているが、貯金の額は増えている」というもので、お金を使わずに幸福度の自己認識は上がってるんだとか。

最近話題になった「漫画村」や「Anitube」といった海賊版の無料サイトや、「Ameba TV」や「Spotify」といったスポンサーや広告収入で運営、または一部機能が無料で使えるサービスもあります。
「お金を払わなくとも手に入れられるコンテンツがある」という認識があるんですね。

そういったお金を払わなくとも手に入るという思想を持っている世代を「タダ・ネイティブ」と呼ぶらしい。

スマホゲームは基本無料が当たり前

動画や音楽に加えて、スマホゲームもプレイするだけなら無料で、課金コンテンツもある基本無料のものが大半です。

上にも書いた思考から行くと無料で遊べるなら課金しないとなる訳です。
まぁそれはメーカーも想定していることで、ゲームを広めてくれる宣伝(口コミ)になるので、否定していることではないです。

何でも作るにはお金がかかる

食堂やレストランでは料理を提供しているが、肉や魚、米、野菜を作っていないので仕入れて調理(加工)して提供するというのは誰でも理解できること。

一方で、アプリゲームの開発とか、部品交換を必要としない調整で直る修理、最近話題になったところだと声優のアフレコは形がないもので、それにお金がかかるという意識がない人もいる模様。

儲からないサービスは終了していく

基本無料のゲームとはいえ、上に書いた通り開発スタッフの給料は払わないといけないし、最近のゲームだとサーバーと通信して動くゲームがほとんどなのでサーバーの維持費もかかる訳で、ゲームの売上が0だろうと払わないといけないお金がある訳です。

そういった費用より売上が少なく、赤字のサービスは当然サービス終了になってしまうんですね。

サービス継続して欲しいからお金を払う人

売上が少ないゲームのユーザーにも「大好きなゲームがサービス終了しないで欲しいから、たくさん課金する」って人がいます。
確かにそうすることで、売上が上がりサービスが継続するならばメーカーもユーザーもWin-Winといえるのかもしれない。
ただ、それって同じCDを何枚も買ってとかに似てるんじゃなかなと思う。

本来なら、ゲームをプレイする人が一律でお金を払う固定課金(買い切りとか)、プレイする回数に応じてお金を払う従量課金(ゲーセンの料金と一緒)ってのが健全な商売なんじゃないのかなと。

企業は時代に合わせての売り方をしている

買い切りとかが健全だと言って、その売り方をしても今の時代では儲からないでしょう。
それは、タダ・ネイティブの人がいて、その人たちは有料だったら買わないという選択をし、お金を払うのに抵抗のない人たちだけが購入するというのが現状だと思う。

1,000円のゲームがあり、タダ・ネイティブ10人、お金を払う人が10人いたとして、プレイするのは後者の10人だけ×1,000円で、売上は10,000円になり、ユーザーが増えない限り売上は上がりません。

これが無限に課金できるのであれば、タダ・ネイティブの人が10人無課金でも、お金を払う10人が平均2,000円払えば、売上は20,000円になるというのが今の商売。
お金を払う人がいっぱい払えば売上が伸びるという仕組み。

逆にタダ・ネイティブの人が増え、ユーザー全員が無課金だと商売として成り立たなくなる。

結局どうすれば…?

1人で100万とか払うのも、1円も払わないのもユーザーとして正しいとは思っていません。
でも、今の時代の流れがこういうものなので、ここで"こうすればいい!"といっても無意味だし、実際に今の段階では"答えはない問題"なんだと思う。

ただ、"お金を払うのが当たり前(もちろん100万とか払う事ではない)"という認識がつくような時代になったらいいんじゃないのかなぁと思う。

例えば、「無課金では効率が悪いが月に500円払うことで効率が10倍になる、ただし1,000円払ったとしても効率が20倍にはならない」というものであれば、500円は課金するんじゃないのかなと。

10年後、20年後にも基本無料のサービスがメインなのか、それともコンテンツは有料な時代になっているのか。

2018年5月2日水曜日

【IIDX】beatmania IIDX INFINITAS収録曲統計 2018年5月度

はじめに

beatmania IIDX INFINITASも収録曲が360曲を超え、今も毎月曲の追加がされています。
とはいえ、ACのbeatmania IIDXに比べると収録曲数も少なく、また収録されている曲の偏りもあります。

そんな収録曲を数字で見ていくという企画です。
定期的にやろうと思ってはいるものの毎月やってもあまり代り映えしないから周期は未定。

ノート数で見るINFINITAS

最初にノート数の多い曲です。
「INFINITASに収録されている曲の中でSP譜面(N/H/A)の中で一番ノート数が多い曲は?」と聞かれると『LEGGENDARIAや黒譜面がないから穴で多い曲だと、卑弥呼SPAが2119で、天空の夜明けが2072で~』と考える人も多いはず。

でも、INFINITASにはもっとノート数の多い曲があります。
それが"3y3s(Long ver.)(SPA)"です。
INFINITASオリジナル曲でロングっていうくらいなので曲も長く他と比べると同じ条件ではないですけどね。

 

そういった特殊な曲を除くと"卑弥呼(SPA)"、"ワルツ第17番 ト短調"大犬のワルツ"(DPA)"がそれぞれのノート数の多い曲になっています。

DJ POINTで見るINFINITAS

収録曲数とノート数に関係するDJ POINT。
実際は不可能ですが、収録曲を全曲 理論値だしたらDJ POINTはいくつになるのか?
ズバリ答えは「SP 12878.70」と「DP 13320.24」です。
DPのほうがノート数が多い曲が多いため、DJ POINTの理論値も高くなっています。

今日配信の曲も集計に含めているため、ここまで高い人はいませんが、先月(2018/04)の時点でSPのDJ POINT 12000を超えている人はいました。

また、SP・DPともにDJ POINT 10000超えの人も複数人いてDJ POINT 20000超えの人は5人いました(同じく2018/04時点)。

ACも同じですが、全曲解禁していることがスタートラインなDJ POINTなので、全国トップスコアを何曲も持っている人でも持っていない曲が多くあれば上位になれないんですよね。

難易度(LV)分布で見るINFINITAS

INFINITASには現在(2018/05)、363曲の曲が収録されています。
SPで1081譜面、DPで1054譜面があります。


難易度(LV)別にみるとSP・DPともにレベル10が一番割合として多く収録されています。
その次に、レベル5と9が多く収録。
サービス開始当初のレベル高い曲が少ないというのも徐々に解消されつつある感じで、ACの分布に近くなっています。

とはいえ、レベル12が多く収録されるようになったSPADAとかその辺の曲がないのでその辺はまだ少なく感じるかもしれない。

 

シリーズで見るINFINITAS

家庭用SIRIUSが発売されずに、その代わりとして発表されたという経緯もありスタート時の収録曲はSIRIUSの曲が多く収録されていました。
その後に古い曲を中心に収録され、最近はGOLD~EMPRESS曲の収録が多く、徐々にバランスが取れてきました。
最近だと楽曲パックとしてLincleの曲が収録され、シリーズ別でみるとSIRIUSよりもLincleのほうが多くなりました。
といってもこれにはからくりがあり、SIRIUSの新曲よりもLincleの新曲のほうがそもそも多いという理由も関係していたり。

おわりに

基本的にbeatmania IIDX INFINITASはアーケード版beatmania IIDXの家庭用に近い位置づけなので、統計といってもアーケード版のそれに近い結果になります。
でも、ノート数ではINFINITASオリジナル曲が1番多かったり、シリーズ別の収録曲もSIRIUSやLincleの曲は多く収録されているけど、tricoro以降の曲はほぼ収録されていなく、過去の曲もACに比べると少ない状況でアーケードとは異なる結果になります。

そもそもACのデータを集計してる公開してる人がいないとどう違うのか比較が難しいっていう話ですよね。

2018年4月10日火曜日

【コラム】IIDXの曲の並びの不思議【日本語曲名】

収録曲数が多い音ゲーの多くは、曲名で並び替えをすることが出来ます。
IIDXもその一つで、ゲームプレイの選曲時に曲名で並び替えをすることが可能です。

今回はそんな"曲の並び"に関するコラムです。

大まかな並び順

IIDXの曲名は英語(アルファベット)の曲名が多く、並び替えもアルファベット順がベースになっています。
大まかな並び順としては、「アルファベット → 数字 → 日本語」と並びになります。
実際の並びを見るとこういう感じなんですが、ゲーム内のフォルダの分け方を見ると、「アルファベット → その他(OTHERS)」なのかもしれないですね。

ちなみにこの並び順になったのはResort Anthemからで、SIRIUSまでは「記号 → 数字 → アルファベット → 日本語」という順でした。
この時に大きく並び替えのルールが変更されました。
今回はResort Anthem以降の現在の並びについて記載していきます。

記号の取り扱い

記号は上の分類で「アルファベット」か「その他(OTHERS)」かの分類で分けると「その他(OTHERS)」になります。
「 .59 」が上の方に来るように記号はその他の中でも上の方に並ぶようになっています。

ただし「†渚の小悪魔ラヴリィ~レイディオ†(IIDX EDIT)」の" † "のように装飾で使われている記号は取り除いて「渚の小悪魔~」という曲名になっているようでした。

ややこしいのが「#MAGiCVLGiRL_TRVP_B3VTZ」等の記号から始まる英語の曲名の曲です。
「MAGiCVLGiRL」なのでアルファベットのMに分類されるはずなのに、頭に" # "がついているためにその他に分類されています。

その他(OTHERS)の並びの謎

では本題の「その他」の並び順です。
「その他」の中では「記号(読みに関係するものだけ) → 数字 → 日本語」という順番に並んでいます。
数字は当然「1 → 9」なので問題ないのですが、問題なのが日本語。

「日本語なんだから、50音(あいうえお順)なんだろー」って思ってしまうのですが、そう単純な並びではありません。

答えから書いてしまうと、日本語曲名は「読み」をローマ字やアルファベット表記して、その読みのアルファベット順です。

「おおきなこえで」は「ookina koede」として、「かずあそび」は「kazu asobi」といった感じです。
50音(あいうえお順)であれば、「おおきなこえで」→「かずあそび」と並ぶんですが、このルールに従うと「かずあそび(kazu asobi)」→「おおきなこえで(ookina koede)」という順になる訳です。

特殊な読みの曲

日本語の曲名はローマ字と前項で書きましたが、これも例外があります。
例えば「子供の落書き帳」。これをローマ字で書くと「kodomo no rakugakicho」となる訳ですが、実際は「children's sketchbook」とされています。
他にも「マチ子の唄」が「song of machiko」といった感じで英語読みとかになっている曲もある模様。

1曲ずつは確認していませんが、もしかしたら16セグLED(電光掲示板みたいなやつ)に表示される読みで並び替えているのかもしれないですね。

2018年3月12日月曜日

【コラム】ゲーム攻略と著作権

最近、Twitterで「ゲーム攻略のマップを投稿したら企業が運営している攻略サイトに無断転載された」と話題になっていました。
近頃はネット上で拾ってきた画像を安易に使用してしまう人が多く、著作権が軽視されることが多いですね。

自分は法律の専門家ではないですが、情報発信をする側として調べたり気を付けたりする機会があります。
そこで「え?そうなの?」と思ったことを紹介。

データ(データベース)は著作権で保護されない

ゲーム攻略には欠かせないデータベース。
音ゲーであれば"曲リスト(ノート数など)"なんかがデータベースですね。
IIDXの5.1.1(SPN)であればノート数101とかそういう感じのリストです。
でも実はこの曲リストのデータベースは著作権で保護されません。

よく例えで使われるのが「電話帳」
電話番号を一覧としてまとめただけではそれは著作権では保護されません。
でも、タウンページのようにそのデータを目的の電話番号が探しやすいように分類して作成された一覧は著作物として保護されるらしいです。

つまり、曲リストもただ単に一覧として並べるだけでは、著作権で保護されないけど、☆12の曲だけ絞り込めるとか検索システムとして作られているものは著作権として保護されるみたいな感じでしょうか?


攻略方法は著作物?

IIDXで特定の手順を踏むと4曲目(EXTRAステージ)に隠し曲が出現するというものがあります。
「1ステージ~3ステージで合計☆34になるように選曲し、FC+AAAで隠し曲が出る」という条件(事実)だけであればそれは著作権で保護されません。

「○月×日に△△さんが亡くなりました」という事実を伝えるだけの訃報のニュースや、誰が作っても同じくなる料理のレシピは著作権として保護がされないそうです。
ただ、訃報のニュースも亡くなった方の生前の活躍などの+αの情報を加えるとそのニュースは著作権に保護されるという話。

上の隠し曲の出し方で言えば「合計☆34をになるためには、☆11・☆11・☆12と選曲して、☆11でFC+AAA取りやすいのは○○や△△です。」という独自の情報を加えた攻略は著作権で保護されるかもしれない程度。

ただし、"アイディア"は著作権で保護されるものではありません。
通常、"アイディア"は特許権で保護されるもので、著作権とはまた違うものです。そして、著作権と違い出願をする必要があります。

そもそも、ゲーム攻略を特許取る人はいないと思いますが、IIDXの運指の1048式とかは特許で保護されるようなゲーム攻略の内容かな?


この記事の最初で触れた攻略マップは"どこどこでアイテムが拾える"っていう情報だけでは著作権では保護されないでしょうが、それを"分かりやすくにまとめたマップ"は著作物になると思う。

ゲームデータは著作物

「データ(データベース)は著作権で保護されない」と書きましたが、普通「データ」といわれて最初に連想するのは「画像データ」や「テキストデータ(文章)」なんじゃないかと思います。
そのゲームの画像や文章は当然製作者やメーカーに著作権があります。
"攻略のデータ"と"ゲームのデータ"は全く別なのでそこだけは勘違いしてはいけないこと。