脱JPEG
[2023/06/28]
iOS 11以降のiPhoneで写真を撮影などした時に画像がHEICで保存されるようになったというのはかなり話題になりました。
次世代画像フォーマットとは
「HEIC」でGoogle検索をすると「HEIC→JPEG変換」というページが大量に出てきてJPEGにしたい人が多くいる訳ですが、このHEICって何者なのか?
実はこの「HEIC」は「JPEG」よりも優れている次世代画像フォーマットと呼ばれるものなんです。ファイルサイズも小さくなるし本当ならHEICを使った方がいい。
「iPhoneで」撮影した時にHEICで保存されるということですが、HEICはAppleが推している画像フォーマットです。
一方でGoogleが推しているのが「WebP」というフォーマット。
ゲーム機戦争で言うところの、プレイステーション vs セガサターンみたいなもの。
最近はさらに新しいフォーマットで「AVIF」という形式も出てきました(PS2みたいなもの?w)
SVG
もう一つ、画像形式で新しいフォーマットに「SVG」というのがあります。
これは、写真とかのデータというよりはロゴのように設計された図形をデータ化するのに向いています。
拡張子SVGファイルは中身がテキストファイルで、設計図のようなデータが記載されています。
その設計図に基づいて表示をしており、拡大してもモザイクみたいにならないのが特徴で、単純なものであればファイルサイズも小さくなる。
以前に作ったIIDXの画面サイズを計算するツールはSVGで描画をしています。
脱JPEG
前置きが長くなりましたが、最近リニューアルをしたこのブログですが、最近の記事はJPEGやPNGを使用していません。
ブログのロゴやハンバーガーメニューとかのアイコンは「SVG」で、記事中の画像は「AVIF」を使用しています。
Twitterにツイートした時に表示される画像(OGP)は「WebP」にしています(「AVIF」に対応してるのかわからなかった)。
HEICをJPEGにしたいという一番の理由は「開けない」だと思いますが、一般的なブラウザはこれらの次世代画像フォーマットに対応しているため「開けない」ってことはほぼない。
とはいえ古いブラウザを使っていると表示できない可能性はありますが、個人が趣味でやっているブログなのでそこはサポート外ってことで。
WebPとAVIFのどちらを使うかを決める時に、画質やファイルサイズの比較をしてみましたが、ファイルサイズはあまり差がない。というか設定によってはWebPの方が小さいこともある。
ただ画質はAVIFの方がきれいになるっぽいので、AVIFを使うようにしました。
WebPの方がぼやけた感じになり、AVIFの方がくっきり表示される。
さいごに
HEICやらWebPやらAVIFやらありますが、これを使えばいいって統一されるといいなぁとは思う。